僕の人生が変わりました。これまで苦痛だった家事のひとつ「掃除」が、「楽しい」になりました。いつでも家はピカピカ。ダイソン、ありがとう
ダイソンのコードレススティック掃除機を買った理由
僕は結婚していて、共働きなので家事は分担しています。掃除機は僕の仕事で、毎週末、一軒家をちゃんと掃除機をかけることになっています。
結婚して5年。結婚した時に買った東芝の標準的な掃除機はバリバリ元気に動いています。しかし、2階建ての家の掃除機をかけるというのはホント一苦労。延長コードを使っていますが、1階のコンセントを2階まで行けるわけもなく、その都度、差し替えが必要なんです。
しかも、ゴミがたまった掃除機からダストボックスを取り出し、ゴミを捨て、「つまり」を使い古したハブラシでかきだすという行為を毎回毎回やらないといけないんです。
5年間も毎週これの繰り返し。毎週末の掃除機の時間は苦痛でした。。。
コードレスの掃除機が欲しい。これらの苦痛から解放されたい。それは僕の夢だったんです。
『憧れのダイソンの掃除機が欲しい』
コードレス掃除機の憧れといえば、ダイソン。いつからか、電器店に行く度にダイソンのコードレススティック掃除機を憧憬の眼差しで見るようになっていました。
でも、、、ダイソンの掃除機は、あえて言えば「掃除機」のくせに50,000円を超える。なかなか手が出せなかったのですが、2018年、新型の「V10」が発売されたのを機に、今回思い切って買うことにしました。
結論として、、、僕の人生は変わりました
コードレス掃除機はダイソン一択
ダイソン社はよく、電話機を再開発したと言われるアップル社と似ていると言われます。ダイソンは、サイクロン式掃除機を発明した会社だからでしょう。
2000年代に一大ブームになり、国内の家電メーカーもこぞってサイクロン式掃除機を発売しました。僕は今回『Dyson Cyclone V10 Fluffy』を買うにあたり、鹿児島に住んでいるにも関わらずわざわざ福岡のヨドバシカメラに各社の吸引力やかけ心地を試しに行ったくらい、徹底的に比較しました。シャープや東芝も確かに頑張っていますが…しかしながら、ダイソンには敵いません。
吸引力、運転継続時間、そして何よりプレミアム感。圧倒的に高いその価格さえ納得できれば、コードレススティック掃除機を買うならダイソン一択だと思います。
では、ダイソンのコードレス掃除機は今回僕が購入したV10の他にも過去にV6、V8、V7、と販売されていますが、『V10』を買うべきなのでしょうか?どう進化しているのだろうか?僕が今回購入した『V10』を軸に、『V8,V6,V7』とも比較してみたいと思います。
『V10』の名称はiPhoneXを意識?
V6:2015年
V8:2016年
V7:2017年
V10:2018年
これが最近のダイソンのコードレススティック掃除機の系譜です。そう言えばiPhoneも6、7、8、と進化を遂げた後、9をすっ飛ばして『iPhoneX』を発売しましたよね。ダイソンも、『V9』をすっ飛ばして『V10』を新たに発売した、と言うことは、それだけ進化を遂げているという自負があるのでしょう。
まずは、『Dyson Cyclone V10 Fluffy』の実際の使い心地をご紹介したいと思います!
『Dyson Cyclone V10 Fluffy』を開封する
ダイソン公式ストアで購入して2日、『Dyson Cyclone V10 Fluffy』が我が家に到着しました。早速開封してみたいと思います。
プレミアム感満載です。嬉しい(#^^#)
本体である『Dyson Cyclone V10 Fluffy』、メインヘッドである『ソフトローラークリーナーヘッド』の他に、以下のアイテムが同梱されています。
ミニ モーターヘッド
ナイロンブラシが、ベッド、布団、ソファなどに入り込んだゴミや髪の毛を取り除きます。僕は主に自家用車の掃除をミニモータヘッドで行います。屋外のコンセントで延長コードを何回も抜き差ししてたのが懐かしい…
コンビネーションノズル
先端にブラシがあり、用途によってブラシを出したりひっこめたりして使用できます。
この家の『縁』。今までの掃除機では到底吸えなかったのだが、このノズルがあることで、あらゆる縁のゴミまで極限まで吸い取ってくれます。
隙間ノズル
狭い隙間や届きにくい場所のお掃除に便利です。
ミニ ソフトブラシ
デリケートな表面のホコリをやさしく掃除します。
収納用ブラケット
本体やツールを収納しながら、充電することができます。気になった時にすぐに使えます。
さて、今回僕が購入したのは、『V10』のラインアップの中で最も安価なものになります。『V10』は4つに分かれますが、主な違いは以下のとおり。
Dyson Cyclone V10のバリエーション
種類 | 価格(税込) | 主な同梱物 |
Dyson Cyclone V10 Fluffy | ¥75,384 | ソフトローラークリーナーヘッド、ミニ モーターヘッド、コンビネーションノズル、隙間ノズル、ミニ ソフトブラシ(褐色のロングパイプ) |
Dyson Cyclone V10 Fluffy+ | ¥86,184 | V10 Fluffyに加えて、フトンツール、延長ホース、アップトップアダプター(V10 Fluffyからミニソフトブラシを除く)(V10 Fluffyより濃褐色のロングパイプ) |
Dyson Cyclone V10 Absolutepro | ¥99,144 | V10 Fluffy+に加えて、ダイレクトドライブクリーナーヘッド、ミニソフトブラシ(褐色のロングパイプ) |
Dyson Cyclone V10 Animal+ | ¥86,184 | V10 Absoluteproからソフトローラークリーナーヘッドを除く(紫色のロングパイプ) |
一番安価な『Dyson Cyclone V10 Fluffy』でも十二分なアイテムが同梱されています。布団などもあわせて掃除したい方は『Dyson Cyclone V10 Fluffy+』、動物を飼っている方は『Dyson Cyclone V10 Animal+』、完璧を求める方は『Dyson Cyclone V10 Absolutepro』を検討しても良いかもしれません。
基本的に本体は同じ仕様なので、付属品の有無に違いがあると覚えておくと良いですね。ただし・・・
『V7 V8 V10』と『V6』のアタッチメントは互換性がない
このアタッチメント(付属品のノズル形状)については要注意です。ダイソンのコードレススティック掃除機は先ほどご紹介したとおり
V6:2015年
V8:2016年
V7:2017年
V10:2018年
の順に発売されていますが、『V7 V8 V10』と『V6』のアタッチメントは構造が異なっており、互換性がありません。そのため『V6』以前の付属品を揃えている方は、以前の専用ツールが使いまわせなくなっているので要注意です。
『V10』でなければならない理由
「これでもう、コード付き掃除機の開発をする必要がなくなりました」
チーフエンジニア ジェームズ ダイソン
ホントかっこいいですね。商品に自分の顔を載せるなんて、絶対的な自信があるんでしょう。そんなダイソンさんが「コード付きはもう不要」と言わしめた理由は『充電1回あたりの使用可能時間』が満足いくものに到達したからに他なりません。
最長60分の運転時間
安定したパワー供給により、最長60分間パワフルで変わらない吸引力を実現。
こんな風に謳うから「60分も駆動するなら全然OKじゃん。60分も掃除機かけるってどんだけ豪邸に住んでるんだよ」て思われるかもしれません。
しかしこれは『最低のパワー設定で、電力不要のアクセサリを使って、最低限のゴミしか吸い込まなかった場合』の駆動時間です。
3つの吸引モード
掃除の場所や用途に応じて、3つの吸引モードの切り替えが可能です。
『Dyson Cyclone V10 Fluffy』にはMAXモード、強モード、標準モードの三つのパワー設定があります。僕の家は標準的な4LDKですが、それぞれの設定での連続駆動時間を調べてみたいと思います。
MAXモードだと8分
強モードだと26分
標準モードだと電源が切れる前に掃除が完了(実際には1時間くらい?)
MAXモードだと10分いかない程度でしたが、カーペットなどであっても強モードでも十分な吸引力を発揮してくれました。逆に、MAXモードだと、吸い込みが強すぎて、ゴミどころか、カーペットそのものを浮き上がらせてしまいます。そもそも普段の家の汚れでMAXモードを使用することはそうそうなさそうです。
つまり僕みたいな標準的な家の掃除であれば強モードで十二分な駆動時間を確保できたということです。
ちなみに、ちゃんとした『V10』シリーズの吸込仕事率は、福岡のヨドバシカメラで聞いてみたところ、標準モードが13W、強モードが28W、MAXモードが130Wだそうです。MAXモードの消費量パないですww
ちなみに『V8』シリーズは標準モードが28W、MAXモードが115Wでしたので、さらに強力になっています。(僕は標準モードで使う場合は、V8と吸引力は変わらないということになりますね)
『V10』の本体の重量は1.532kgと、前作のV8本体の重さ(1.578kg)よりわずかながら軽量化しています。それでもさらにパワーアップした吸引力を実現したところはお見事です。
ゴミ格納部の設計が変更されています
『同心円状に配置した14個のサイクロン』や『音響工学に基づいた静音設計』など、初めてダイソンのコードレススティック掃除機を購入した僕には詳しいことは気にはなりません。
しかし、目に見えてフルモデルチェンジしているのは、このクリアビン、サイクロン、モーターが直線的な配置となっていることです。このことにより、僕は直感的なデザインが圧倒的に進化しているように感じました。
また、ゴミ格納部の方向が90度変わっています。前作『V7/V8』と比較し、ゴミ捕獲容量が40%増量しています。『V7/V8』では、バッテリーが切れる前にゴミ格納部がいっぱいになる、、、なんてレビューも見かけましたが、こうした心配も不要となりそうです。
また、ときどき洗う必要があるフィルターも、前作『V7/V8』では二つだったものが、『V10』では一つになっています。このことにより、お手入れをより楽にしてくれています。
カップのお手入れも、より簡単に。徹底的に。
ゴミ捨てもより簡単に快適になっていると言えます。
サイクロン部分が上に引き出されると同時に、メッシュ部分(赤いところ)の周囲にあるゴム製のスクレイパーが、絡んだホコリをこそぎ落としてくれます。さらにカップはコネクタを押しながら引き上げると容易に取り外すことができました。
『ダイソンの掃除機はカップ部分が汚いからヤダ!』みたいなレビューも以前のダイソン掃除機にはありましたが、それも遠い昔のことのようです。綺麗です。
実録 『Dyson Cyclone V10 Fluffy』の使用感。掃除後のお片付けなど
ではでは、使ってみての感想を述べたいと思います。
僕の家は4LDK、標準的な一軒家です。7日ぶりの掃除機がけです。
本当にゴミが溜まっている!
ショックなくらいにゴミを吸い込んでいます。しかしながらカップの写真の上部分に固まっていますが、「V10」以外の機種もこのような感じなのでしょうか?
掃除機をかける時間が短縮された
『掃除機をかける時間』は、東芝のコード付き掃除機では30分くらいかかっていたものが、20分くらいに短縮されました。これはコードの差し替えが不要であること、「ソフトローラークリーナーヘッド」が自走式でぐんぐん前に進んでいくこと、スムーズに持ち運びができることなどが理由でしょう。掃除が楽しい!
『Dyson Cyclone V10 Fluffy』の駆動音は、いたって静か
あと、「標準モード」であれば、十分に静かです。いつも朝かけていましたが、いつでも、堂々とかけることができます。妻が自家用車を『Dyson Cyclone V10 Fluffy』で掃除して、家の中でどのくらい聞こえるか試してみましたが、スズメの鳴き声の方が大きかったです。
『Dyson Cyclone V10 Fluffy』のバッテリー持ちは、必要充分
20分くらいかかって、バッテリー電源の残は、3つのうち2つとなっていました。4LDKで標準モードでまだまだ大丈夫です。バッテリー切れの心配なんて、、、不要ですね。
当然ながら、つまりサインも点灯しません。
まだまだバッテリーが残っていることをいいことに、「コンビネーションノズル」を使って、洗濯機の隙間なども掃除したくなりました。これまではヘッドが届かなかったので、雑巾で拭いていたんです。
今思えばアホみたいです。。。もうあの頃には、、、戻れません。
『Dyson Cyclone V10 Fluffy』は一回でどの程度ゴミが溜まるのか?
さて、それでは記念すべき初回ですので、20分でどのくらいゴミを吸ってくれたのか、吐き出してみたいと思います。
パイプを外し、下に向けます。赤い突っ張りに指をかけ、押し下げます。まあまあ、力がいります。ただし、旧型のレビューで言われているような細かなクズの飛散はそこまでなかったかと思います。
我が家はこんなに汚れているんですね。驚愕の事実です。『Dyson Cyclone V10 Fluffy』を使って気づいた時にゴミは吸い取るようにします。
『Dyson Cyclone V10 Fluffy』の欠点・気になったこと
僕は『Dyson Cyclone V10 Fluffy』が初めてのコードレススティック掃除機だからかもしれませんが、以下の3つが気になったことです。「コードレススティック掃除機が初めて購入する方」はきっと気になる点だと思いますので、共有させていただきたいと思います。
- 20分、人差し指でスイッチを入れたりきったりを続けるので、指が疲れる。階段などは本体を持ち上げたり、方向転換の際に切り替えたりしているせいか、腕が疲れる。
僕は30代の男ですが、指が疲れました。コード付き掃除機との違いが一番顕著に現れるところです。電源スイッチを押し続けなければいけないこと。最後の方は、人差し指筋が疲れてしまって、中指でスイッチを押していました笑
20分以上、かけることができるわけですから、次回新作「V11」(?)では、ぜひ固定トリガーを導入してもらいたいものです。
- 一回使っただけで、カップがホコリで汚れているので、直置きできない。(だからこそ収納用ブラケットの使用は必須)
なるほど。毎回毎回カップをきれいに拭き上げるのは面倒くさいです。収納用ブラケットが付属品でついている理由が分かった気がします。さっそく設置したいと思います。
- 吐き出された排気が、顔に向かって吹いてくる。ダストや細菌は処理されているというけど気になる。
これは『Dyson Cyclone V10 Fluffy』からの問題かもしれません。青いフィルター(排気が出される方向)が、僕の顔の方向を向いています。掃除機を向ける方向によっては、モロに顔にあたって、細菌などは99.9%取り除かれていると謳っている排気とは言え、少し気になりました!
結論 家事で人生が変わる。きっかけをくれたダイソンの掃除機
ダイソンの掃除機もついに完成の域に近づいてきたのかも知れません。
僕の家はオール電化です。つまり朝8時までに掃除機をかければ電気代が安いってことで、せっかくの週末は早起きして掃除機をかけることを朝の日課にしていました。しかしこれからは、夜充電して、時間を気にせずいつでも『V10』で掃除機をかけることができます。
これまでは「掃除」はイヤな家事の一つでした。でも、掃除機をかけるのが楽しいです。週末だけかけていた掃除機。ホコリやら、おやつのカスなど、見て見ぬふりをしていたゴミも、即座にダイソンの掃除機で除去するようになりました。おかげで週末掃除機をかけなくても良いくらい、家はいつもピカピカです。
ダイソンの掃除機『Dyson Cyclone V10 Fluffy』は僕の時間の使い方を根底から変えてくれました。掃除に対する認識を「苦痛」から「楽しい」という真逆のものにしたのです。ひいてはこれから先何十年と続くであろう僕の人生を変えてくれたと言えます。
70,000円を超える値段で高いですけど、本当に買ってよかったです。
ありがとう ダイソン