3月29日(水)にオープンするスターバックス鹿児島仙巌園店に行ってみた。外観はリノベーションされた旧・島津家金山鉱業事業所。そう、鹿児島は金の産出量日本一なのだ。このスタバは鹿児島の世界文化遺産・仙巌園に隣接された場所にオープンする。
プレオープンしてるのか!?淡い期待を胸に近づくと「招待状はお持ちでしょうか」と声を掛けられた。「持ってません(*ノωノ)」「申し訳ありません…」結果、中に入ることは出来ず、外からバチバチ撮ることとなる… 中に入りたかったのう。
世界遺産に隣接する場所にオープンするスタバ
2015年、悲願の世界文化遺産として登録された「明治日本の産業革命遺産」。鹿児島の仙巌園は、大名庭園として初めて世界遺産に登録された世界に誇る名所だ。そんな仙巌園に隣接する場所に新たに誕生するコーヒーショップが、スターバックス・鹿児島仙巌園店だ。
↓鹿児島・仙巌園
スターバックスが新たに出店する鹿児島仙巌園店は、国の登録有形文化財「旧芹ヶ野島津家金山鉱業事業所」を改装した店舗だ。1904年(明治20年)に鹿児島県串木野で制作されたこの施設。1986年(昭和61年)に現在の鹿児島市磯に移築され、珈琲館として営業していた。今回、外装はほぼ元のまま、室内が大きくリノベーションされ、スターバックスとして再出発することとなった。
薩摩藩主・島津の家紋がいたるところに
島津家の家紋をご存じだろうか。かの有名な「丸に十の字」だ。この建物には正面、屋根瓦の至る所に島津家の家紋「丸に十の字」が趣向されている。趣深いの~。
鹿児島は金の産出量日本一
「串木野」といえば、金鉱山で有名だった。薩摩藩主・島津家は金鉱山に進出し、鹿児島県北西部の芹ヶ野で金を発掘していた。この金山は1994年に閉鎖されたが、2003年まで「ゴールドパーク串木野」というテーマパークとして活用されていた。鹿児島人ならこの「ゴールドパーク」に一度は足を運んだことがあるだろう。現在は「薩摩金山蔵」として焼酎を製造している。トロッコで廃坑の中まで入ったことを幼い時の思い出として鮮明に覚えている。
↓ゴールドパーク時代のトロッコの様子
↓現在の炭鉱を焼酎蔵として活用する「薩摩金山蔵」
黄金、伝統工芸「薩摩切子」、そしてスタバのインスパイア
さて、このスタバの内装も、「金色」を前面に押し出している。ゴールドの照明。ゴールドの木目。キラキラだ。仙巌園には、多くの外国人が(特にアジア)訪れるので、大うけするだろう。写真好きだった島津斉彬公にちなみ、かつて使われていた金山鉱業事業所の写真も飾られている。ちなみにこの建物の所有権は第33代当主・島津忠裕が社長を勤める島津興業が保有している。現代に伝わる薩摩の伝統工芸品「薩摩切子」から生まれたデザインを全ての部屋に施し、薩摩の歴史をスタバで感じることができる。
(引用:1234times)
オープンは2017年(平成29年)3月29日(水)だ。
早く中に入りたいのう・・・
*平成29年7月9日(日)追記
行ってきました。
日曜日でしたが、だいぶ落ち着いてましたね。雨だったこともあるかもしれませぬ。あと、この日は仙厳園が世界遺産2周年記念だったので、鹿児島県民は仙厳園・尚古集成館が無料だったんですよ~~
外観が、とにかくオシャレというか、趣がありますよね。
これが、黄金のスタバか・・・天井のつくりが、モダンですね
メニューは、仙厳園店専用のものはありません。ぜひ、タンブラーか、カップ、導入してもらいたいのですが・・・
伝統と、革新と。さすがスタバデザイン。
スタバ仙厳園店の入り口を入ると一番先に目に入るのは、この階段なんですね。僕の一番のお気に入りになりました。
当時の趣がすごく良く残っていますね。
昔はガスライトだったのでしょうか。雨空の優しい光と、昼白色のライトの明かり。
トイレももちろん、ピッカピカ。
仙厳園一帯を訪れた際は、ぜひともここで休憩してもらいたいものですね。
最後までありがとうございました。
スターバックス コーヒー 鹿児島仙巌園店
《開店日》2017年3月29日(水)
《住所》鹿児島県鹿児島市吉野町9688-1
《営業時間》8:00〜21:00
《席数》79席(店内65席 テラス14席)
鹿児島のカフェ・薩摩藩の名所