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鹿児島。西郷どん(せごどん)。カフェ・ランチ。なんでも書くブログ。

2018年大河ドラマ「西郷どん」の『どん』とは?

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2018年(平成30年)大河ドラマ「西郷どん」の撮影が始まり、主演の鈴木亮平さんなどが撮影の様子をアップされていますね!順調なようで、放映開始が待ち遠しいですね。ところで、「西郷どん」の「どん」って、どういう意味なのでしょうか?

 2018年大河ドラマ「西郷どん」(せごどん)

鈴木亮平演じる西郷隆盛が主役の2018年大河ドラマ「西郷どん」(せごどん)。撮影も始まり、数回にかけ、鹿児島での撮影も行われているようです。

 

鈴木亮平さんが西郷どんの台本をアップしてくれています。これを見てみなさん気になるところがないでしょうか。

 

そう。西郷・・・どん!!!

強調されたどん!!!

 

何とも特徴的な題字です。改めて考えてみると、この西郷どんの「どん」には、いったいどういう意味が込められているのでしょうか。

 

そして、瑛太演じる大久保利通や堀井新太演じる村田新八はどのような思いで「西郷どん」と呼んでいたのでしょうか。(本当に彼らが呼んでいたのかは定かではありませんが)きっと「西郷どん」には、秘められた深い思いがあるはず。

 

薩摩ことばでは、「~どん」とは、江戸幕末の当時、どのような意味を持って使われていたのでしょうか。

敬意を表す「殿」

元来、「どん」は、「殿」が和らいだ表現。本来「西郷殿」と敬意を表していたものが、その人柄から、さらに強い親しみをこめ「せごどん、せごどん」と呼ぶに至った、と言われています。これが常説ですね。

「どん」には、親しみと、敬意と、人望が現れている

しかし、この題字から見ると、やはりその西郷隆盛という人物の偉大さ、存在の大きさ、寛容さ、それでいて"庶民的"な英雄である、というものが表現されているのではないでしょうか。

 

西郷どんは、ここ鹿児島でも圧倒的な人気を誇ります。それは、生前の数々の人柄を表すエピソードからも明らかです。

犬は裏切らない

オランダ犬や薩摩犬など最大15匹もの犬を同時に飼っていたという西郷どん。ダイエットのために狩猟を行う際も犬を連れていたとか、西南戦争の際までも愛犬2匹を連れて行ったりと、溺愛していたことは有名ですが、その一つの理由を、ひ孫である西郷隆夫さんは語り継いでいます。

犬は親を裏切らない。人を裏切らないし、お金も名誉も欲しがらない。頭をなでてやるだけで尻尾を振ってご主人をじっと見続ける。その姿勢が好きで、自分自身が私利私欲にのみ込まれそうになったときに、犬を見て自らを戒めたそうです。ちなみに、金品などの贈り物は一切受け取りませんでしたが、犬に関する絵や書物だけは受け取っていて、遺品整理時にたくさん出てきた。

敵であっても敬意をもって接す

西郷隆盛自身の考え方は、「南洲翁遺訓(なんしゅうおういくん)」にまとめられている、とよく言われます。

 

この「南洲翁遺訓(なんしゅうおういくん)」、西郷どん自身の執筆でも、薩摩藩士が著したものでもありません。制作したのは、庄内藩(現:山形県鶴岡市)の藩士なのです。

西郷どんをきっかけとした徳の交わりが兄弟都市に

西郷どんの鹿児島市とこの鶴岡市は、兄弟都市の盟約が締結されています。この経緯には、西郷どんが大きく関与しているわけです。

明治元年の戊辰の役に敗れた庄内藩の人々に対し寛大な措置をとった西郷南洲翁と、その措置に感動し、さらに翁の人徳に心服した藩主酒井忠篤公以下の庄内の人々との「徳の交わり」が、鶴岡と鹿児島の交流の始まりです。両市に庄内鹿児島会と鹿児島庄内会が誕生し、親交を深めていきました。これをさらに拡大し、両市民の間の西郷南洲翁に対する共通の敬愛の精神を、今後さらにはぐくみ続けようとする気運が高まったのを契機に兄弟都市の盟約を結びました。

鹿児島市と鶴岡市は、現在も様々な交流を行っているのです。

 

「南洲翁遺訓」、2018年大河ドラマ「西郷どん」が始まる前に、西郷どんの本当の教え、というものを学んでみてはいかがでしょうか。

 薩摩藩の下級武士出身で、明治維新最大の功労者とされる西郷隆盛(1827~77年、号は南洲)の語録。人材登用や内政、外交について為政者の心構えなどを説いている。明治新政府と旧幕府・諸藩とが敵対した戊辰戦争(68~69年)で敗れた庄内藩の藩士が、西郷による寛大な戦後処理に心服。鹿児島を訪れるなどして聞いた西郷の考えをまとめ、1890年に発行された。