西郷どんオープニングに出てくる山「高千穂峰」に登ってみました!天孫降臨神話の残る神秘的な山です。絶景ですよ・・・(`・ω・´)ゞ
高千穂峰〔鹿児島県霧島市〕
鹿児島県霧島市にある高千穂峰は、西郷どんオープニングに出てくるあの山です。
具体的にはこの場面の山が高千穂峰です。
あと、この場面の山が高千穂峰です。
オープニングで僕も何回も見ましたが、放映時間は本当に短く数秒間とはいえ、見るからに絶景ですよね!
西郷どんオープニングのロケ地の山『高千穂峰』に登ってみよう!〔鹿児島県霧島市〕
高さは1,574m。霧島連山の山として有名ですが、登山できる山の中では、さほど難しい山とはされておらず、地元のホームページには往復2時間30分となっています。
行ってみよう、登ってみようではありませんか。
休日、軽い気持ちで行ってみることにしました。
鹿児島市内から90分くらいの、鹿児島県と宮崎県の県境となっている山です。
高千穂河原から出発です
鹿児島市内から車で90分くらいで、霧島市の「高千穂河原」という場所に到着しました。ここは標高970mに位置し、霧島山の南側の入口です。
高千穂峰、中岳、新燃岳の霧島連山の登山基地となっていますが、中岳と新燃岳は、噴火しちゃって今は登山規制がかかっています。
シーズン中は多くの登山客で賑わう場所です。4月の下旬の土曜日でしたが車はこの位。GWになればきっとたくさんの登山客で賑わうことでしょう。
「西郷どん」見て登ってみたくなりました!みたいな人は僕くらいでしょうかww
高千穂河原は前の霧島神宮の跡
同じく西郷どんのオープニングに出てくるこの霧島神宮の霧島九面太鼓奉納。実はかつての霧島神宮の所在地はここ高千穂河原。いまは古宮址として現存しているわけです。
高千穂河原にあるビジターセンター
高千穂河原には、「ビジターセンター」があります。もともと霧島を訪れる人々により深く自然や文化を紹介するために設置されている施設です。
トイレや自動販売機がありましたので、ここで所用は済ませてから行きましょう。
あと、展示室もあるので、山の予習をしてから行くのもいいですね。
展示室は7つのコーナーがあり,それぞれ趣向を凝らした手法でわかりやすく解説されています。霧島山系のあらましを示した地形模型や火山の生立ちなどを紹介した写真パネルなどがありました。
登山届を出して出発です
登りやすい山、と言われているのに、登山届が必要?・・・若干疑問に思いながらも、念のため記載します。(実際登ってみて分かったのですが、書いておいていたほうがいいです。危険ですよ・・・w)
高千穂峰への登山、出発です!
写真の上に見えるのが高千穂峰です。高千穂峰がえらく遠く、高くに見えます。本当に往復2時間30分で登ることは出来るのでしょうか??
数百m歩くと、「天孫降臨の地」霧島神宮古宮址が見えてきます。
数百m歩くと、すぐに登山口にある霧島神宮の古宮址が見えてきます。
ここが、古事記に書かれているいわゆる「天孫降臨の地」と云われている場所です。
参拝客はいないので、本当に静かです。天孫降臨と伝わるだけあって、神秘的なパワースポットと言えるのではないでしょうか。
高千穂峰は坂本龍馬が日本初の新婚旅行で訪れた場所でもある
2018年大河ドラマ「西郷どん」で小栗旬演じる坂本龍馬が日本初の新婚旅行で鹿児島を訪れた際も、この高千穂峰を登っているんです。ハネムーンスポットの元祖と言える地でもあります。
しかし、この霧島神宮古宮址がゴールでなくスタートとなるわけです。右に曲がって登山スタートとなります。
高千穂峰は、wikipediaによると、「典型的な成層火山であり、西部に活火山である御鉢(おはち)、東部に二ツ石の寄生火山を従えた美しい山容を示し、山体は霧島錦江湾国立公園に指定」の立派な山です。
現役の活火山・・・?
序盤は整地されていて登りやすいです。
しかし、足元には見たこともない赤い石がゴロゴロと転がっています。活火山の麓にいるんだな、と実感できます。
序盤は植生も高山特有の木々が生い茂っています。
30分くらいで目の前の風景がガラッと変わります。ここで一旦休みなさいと語りかけているようです。
ここから急に傾斜地になります。このあたり一帯は、霧島連山のひとつ、新燃岳の平成23年(2011年)1月の噴火による火山灰、軽石が厚く堆積しているのです。
高千穂峰が登山再開したのも2012年から。2018年2月から3月までは噴火警戒レベルが上がり、規制されているくらい噴火の可能性のある山です。新燃岳一帯はまだ立ち入り禁止のままです。
まさに大自然を登る。そんな実感がありますが、とにかく滑ります。危険です。周りにいた女性の方なんかは、休憩を何回もとられていましたよ。
比較して登りやすいところに、黄色い目印が与えられていました。これを目印に登ることにしました。
写真では伝わりにくいですが、霧島連山は本当に雄大だと感じました。
ここはニッポン?
『御鉢』に到着です
斜面を登りきると、『御鉢』の頂上に到着です。ここは噴火警戒レベル「1」です。
「1」とは「活火山であることに留意」すること。
2018年2月から3月までは「2」とされ、入山規制がなされていました。そう、ココはいつ爆発してもおかしくない危険な場所なのです。
高千穂峰「御鉢」の『馬の背』を歩きます!
高千穂峰の御鉢『馬の背』と呼ばれる火口縁を進みます。馬の背は大変幅が狭く、なかなか味わえない自然を体験できますよ。
ここ、高千穂峰の御鉢「馬の背」が2018年大河ドラマ「西郷どん」のオープニングのロケ地だ!
そう、ここ高千穂峰の御鉢「馬の背」が2018年大河ドラマ「西郷どん」のオープニングのロケ地だと思われます!ぼくはしばらく、ここに立ち続け、西郷どんオープニングの地を肌に染み付けることにしました。
右には赤褐色の火口御鉢、左には活火山、新燃岳が雄大にそびえ立ちます。そして、目の前には神話の伝説を「天の逆鉾」をさす高千穂峰が聳え立ちます。
いかがでしたか?
実は、この先高千穂峰山頂を目指したかったのですが、体力的な関係でここで引き返すことにしました。下山も、旅のひとつですからね。
でも、目的である2018年大河ドラマ「西郷どん」のオープニングロケ地をこの目で見ることができて良かったです。パワースポットでもあり、ハネムーンスポットの元祖でもあり、爆発の危険性ある活火山であり、訪れることができてよかったです。
ただ、とても登山初心者にとっては危険も併せ持つ危険な山でもあると言えました。ぜひみなさんも、その目で大自然「高千穂峰」を実体験されてください(`・ω・´)ゞ
高千穂峰(高千穂河原ビジターセンター)
≪住所≫〒899-4201 鹿児島県霧島市霧島田口
≪問い合わせ≫0995-57-2505
≪開館時間≫9:00~17:00(年中無休)