宮崎県高千穂町にある廃線鉄道路線を観光資源にした『あまてらす鉄道』をご存知でしょうか?九州の中でひときわその存在感を高めつつあある人気のスポットに行ってきまた。結果は、、、最高でした!
高千穂あまてらす鉄道
宮崎県高千穂町。宮崎県を代表する観光地「高千穂狭」は当然ながらの秘境でありますが、神宿る神話と伝説の街として有名ですよね。
高千穂鉄道が災害の影響により廃線
その高千穂に住む方々にとって欠かせない移動手段だったのが「高千穂鉄道」です。しかし他に漏れず徐々に利用者減となっていたことに加え、2005年の台風被害により路線は甚大な被害を受け、2008年に前線が廃止されました。
廃線を引き継いだ「高千穂あまてらす鉄道」
それを引き継いだのが高千穂あまてらす鉄道。最初は軽トラを改造した定員18名の乗り物を鉄道路線に乗せ往復させる30分の旅でしたが、口コミで人気が広がり、大混雑となっているそう。車両も、2017年3月に30人乗りの新型車両「グランド・スーパーカート」を導入するなど、大人気となっています。
鹿児島に居住する私も、行きたくてしかたなくなりました。
2017年11月の平日金曜日に行ってきましたので、その人気ぶりについて報告したいと思います。
あまてらす鉄道・駐車場は?
駐車場は無料で、15台です。平日の朝9:30ごろに到着したのですが、少しづつ車は埋まっており、私が到着したときに大型バスも到着してました。
休日の昼頃の時間帯は、ほぼ満車になると思います!!
しかし、安心してください。
あまてらす鉄道・近隣駐車場
あまてらす鉄道の高千穂駅近くに別の駐車場がありますので、休日はこちらの方に停めることもできるでしょうね。
県道237号線沿いの三角屋根の建物の斜め下にあまてらす鉄道はあります。あまてらす鉄道へは階段を歩いて降りていきます。
駐車場は15台(軽自動車用3台) 身障者用2台 駅舎横にあります。
満車の場合は駅舎上の県道沿いの共用スペースを利用してください。
あまてらす鉄道・運行時間は?
あまてらす鉄道の運行時間は10時00分~16時00分の40分間隔です。
※3月1日~11月30日までの土・日・祝日・ゴールデンウィーク・夏休みは9時20分より運行開始
あまてらす鉄道は雨でも走るの?
実はこの日は午前中は曇り、午後から雨の予報でしたので、朝の第一便に乗ろうと思っておりました。前日に高千穂町観光協会に電話してみたところ、「弱い雨でも走ることはあるが、雨でも運休にするかもしれません。それよりも風ですね。強風になれば雨が降らなくても運休にします。走り始めても、風速10m以上になれば高千穂鉄橋はわたりません」とのことでした。
あまてらす鉄道は予約できるの?
予約は出来ないとのことです。第一便は10時発ですが、営業時間は9時45分から。相当な混雑を予想し営業開始時間に間に合うようにしました。
案の定といいますか、9時30分ごろについてびっくりしましたよ!平日にも関わらず、営業時間前にも関わらず、30人以上が並んでいたんです。
第一便(10時発)に乗れるかな・・・(・o・;)
予約できればもう少しゆっくり行けたのですが、これだけ人気があることはいいことですよね。期待も高まりました。
あまてらす鉄道・乗車券の料金は?
並んで並んで乗車券を買いましょう。料金は以下のとおりです。
往復場所 | 高千穂鉄橋 | 天岩戸駅(強風の場合) |
高校生以上 | 1,300円 | 800円 |
小・中学生 | 800円 | 600円 |
未就学児 | 400円 | 400円 |
私はこの時に知りましたが、乗車便を指定して買うわけではありません。あくまで乗車券を買って、乗りたい便の際に並ぶことになりますので注意が必要ですね。
切符と切符のクッキーをくれます。粋な演出。にくいぜ。
さあ、いよいよ入場です!(入場料は乗車券料金に込みです)
あまてらす鉄道・新車両「グランド・スーパーカート」
あまてらす鉄道、相当な人気なんでしょうね。2017年3月に新車両が導入されています!その名も「グランド・スーパーカート」!定員は30人乗りで、2500ccディーゼルエンジンで轟音をあげ進みそう!
乗車券を買って、第一便(10時発)に向けて私はすぐ車両前に並びました。
この日は11月17日だったのですが、ホント寒かった・・・外気温は5℃程度だったので、みなさん休憩場所でぬくぬく待機。
あまてらす鉄道・10時になり、出発進行でーーーーす!
最前列に座ることができましたよ!すてきなおじさまが運転してくれて出発進行です!
ファッツ??何かのスイッチをいれるおじさま。
トンネル構内はライトアップ!
あまてらす鉄道は往復5.1㎞の旅ですが、トンネルがけっこう長いです。こうしたときに壁面をライトアップして楽しませてくれます。幻想的です。
神話の里・高千穂町を望む絶景です。
あまてらす鉄道・天岩戸駅
降車するわけでも、減速するわけでもありません。唯一通過する駅、天岩戸駅。もともと無人駅だったのですが、質素な趣。
あまてらす鉄道のメイン『高千穂鉄橋』に向かいます
さて、進んでいくとあっという間にあまてらす鉄道のメインであろう「高千穂鉄橋」が見えてきます。車掌のおじさまは運行中、ずっとしゃべり続けています。高千穂鉄道の歴史や街並み、あまてらす鉄道についても詳しく説明してくれ分かりやすかったです。
ここで減速し、風速計をみます。風速10m以上であれば、ここで折り返し運転になってしまうとのことでした。幸いにもこの日は無風に近く、無事、高千穂鉄橋まで進むことができました!
絶景!高千穂鉄橋!
うお~~~~(・o・)すごい景色が360度に広がります!
中央まで進むとしばらく停車します。「どうぞお立ちになって、この絶景を写真におさめてください」とのアナウンス。
何かに液体を入れるおじさま。なにしているの?
高千穂鉄橋とシャボン玉。
答えは、シャボン玉でした。ところどころみせる演出がなんとも憎いんです。
もう少し、12月頃になると最高の色づきを見せるんですって。
下をのぞくと、ヒイイイイ( ;∀;)
これが高千穂峡。最高。5分くらいでしょうか。
神宿る神話の里・高千穂峡を堪能したところで、復路になります。
名残惜しいよ~~~(*''ω''*)
戻りたくないよ~~(*''ω''*)
復路は本当にあっという間に感じましたね~~。
ご乗車ありがとうございました~~。昔の高千穂鉄道も見て行ってね。とおじさまが声をかけてくださいましたので、見ていくことにします。
旧・高千穂鉄道車両
旧・高千穂鉄道の車両は、そのままの形で展示されているようです。無人の構内。
あまてらす鉄道が混雑している際はあ待ち時間に、それか堪能した後にぜひ見学されて行ってみてください(^^)/
結論!あまてらす鉄道、最高!
結論。あまてらす鉄道、最高です!老若男女、家族連れ、誰でも楽しめる最高の観光スポットでしょう。納得の観光名所です。
近くには高千穂峡を始めとした観光地があちこちに。あまてらす鉄道を始めとして、高千穂のまちは1日では足りないくらいかもしれません。
ぜひ、行かれてみてください!
高千穂あまてらす鉄道株式会社
《問い合わせ》 0982-72-3216
《所在地》宮崎県西臼杵郡高千穂町三田井1425-1(旧高千穂駅駅舎内)
《運行時刻》10時00分~16時00分
※3月1日~11月30日までの土・日・祝日・ゴールデンウィーク・夏休みは9時20分より運行開始
《受付時間》9時45分~15時45分
※3月1日~11月30日までの土・日・祝日・ゴールデンウィーク・夏休みは9時00分より受付開始
《定休日》木曜日(ゴールデンウィーク、夏休みは無休)
※雨天の場合は、定休日以外でも休業となる場合があります。
《入場料》1名様あたり100円(環境整備費として)