先日東京を訪れ、満喫した旅を過ごすことができました。しかし、最終日、成田空港から鹿児島空港への便の空き時間が午後のため「半日の空き時間」が生じてしまいました。「成田空港の空き時間の過ごし方」として『成田山新勝寺』に寄ってみたところ、最高だったのでご紹介します。アクセス、成田山新勝寺の所要時間についても。
成田空港の空き時間の過ごし方は『成田山新勝寺』で決まり!
2018年大河ドラマ「西郷どん」ゆかりの地を巡る旅を満喫した管理人でしたが、最終日、成田空港発、鹿児島空港行きのジェットスターの便は12時40分発。
半日の空き時間が生じました。
成田空港でゆっくりするか・・・とも思ったのですが、せっかくなので東京駅-成田空港の途中にある『成田山新勝寺』に立ち寄ってから成田空港へ向かうことにしました。
【アクセスその1】東京駅から成田空港第二ビル駅はJRで50分。成田空港第二ビルからJR成田駅(成田山新勝寺最寄り駅)は1駅9分
東京駅から成田空港までは、バス、京成本線、JR(成田エクスプレス)など様々な移動手段がありますが、僕のように旅の帰りなどに成田山新勝寺に立ち寄る場合は、東京駅からJRで成田空港方向へ向かいつつ、ひと駅前の「成田駅」で降りると良いです。
成田山新勝寺はもちろんのことですが、道中も土産店や飲食店を歩きながら散策することができて楽しめますよ。
東京駅からJR成田エクスプレスで成田駅へ向かいました。
成田山新勝寺から成田空港まではひと駅なので、成田空港からの搭乗時間も逆算しやすく、安心して楽しむことができると思います。
【アクセスその2】 JR成田駅から成田山新勝寺までは1,000m。散策しながら楽しもう
さて、JR成田駅を降りると、すぐに「表参道」が姿を現します。表参道の約1,000m先に「成田山新勝寺」があります。駅から徒歩で成田山新勝寺に向かう道中には、150店以上の土産店、飲食店が軒を連ねています。
成田山新勝寺の道中は「鰻」が人気
道中は土曜日の早朝だったにも関わらず、多くの観光客で賑わっていました。特に外国人の方に人気だったのが、このような鰻の捌きの実演ですね。
オーマイゴット・・・薩摩ことば以外聞き分けができない僕でもこの言葉だけは聞き取ることができました。生きた鰻に次々と包丁が入れられていきます。未就学児おぼしきかわいいお人形さんみたいな外国の子供さんが泣きそうになっていました。
千葉県の利根川では昔から天然の鰻がとることができたそう。日本の歴史ある寺院である成田山新勝寺には多くの参拝客がここを通ったことでしょう。滋養強壮の栄養価の高い鰻は昔から重宝されていたのでしょうね。
ひときわ長い行列ができていた「うなぎの川豊」
成田山新勝寺までの道中でひときわ長い行列ができていたのはこの「うなぎの川豊」。明治43年(1910年)から100年以上の歴史があるようです。
朝から長い行列ができており、どの位で食べることができるか店員さんに聞いてみたところ、「1時間程度でしょうか」とのことで、なくなく諦めましたよ・・・
成田駅から徒歩15分。成田山新勝寺に到着です。
成田駅から道中の お店をぶらぶらしていると、あっという間に成田山新勝寺に到着しました。15分くらいだったでしょうか。
成田山新勝寺は鹿児島市在住の僕でも知っているくらい、有名な寺院ですよね。開山が940年と1,000年以上も続いているからだけでなく、初詣参拝客が全国トップ5に必ず名を連ねていたり、歌舞伎の市川團十郎氏をはじめとする「成田屋!!」の掛け声の由来となっていることや、相撲の横綱が節分の豆まきをここ成田山新勝寺で行うなど、とにかく有名。
成田山新勝寺「総門」
平成19年(2007年)に建立された総門。成田山の表玄関として数多くの参拝客が通って行きます。
成田山新勝寺「仁王門」
「仁王門」は天保2年(1831)再建の国指定重要文化財です。
成田山新勝寺「大本堂」
昭和43年(1968年)建立の大本堂は、最も重要な御護摩祈祷を行う中心道場です。
護摩行とは?
護摩行(ごまぎょう)とは、現世での祈願成就を目指して祈りを捧げるという密教の修法。ちなみに密教とは“秘密仏教”の略で、真言、天台、修験が日本三大密教です。
護摩行、実は僕何回もやったことがあります。僕が居住する鹿児島市には木製世界一の大きさの大仏が鎮座する「最福寺」というお寺があります。
最福寺は、あの元巨人の清原や、広島の新井がキャンプ前に最福寺を訪れ、護摩行を行ったことで有名でした。こどもだった僕は清原らが修行として行う護摩行に憧れを抱き、幾度となく最福寺の護摩行を行なったものでした。
成田山新勝寺の護摩行もスタイルは全く一緒。誰でもその密教の修行を体験することができるみたいです。僕も昔の最福寺の護摩行を思い出しながら、懐かしさに思いを馳せながら、護摩供養を繰り返し繰り返し唱えましたよ(`・ω・´)ゞ
中は写真撮影禁止だったのですが、それにしてもぎゅうぎゅう詰めの大本堂でしたよ。
成田山新勝寺は広大すぎるので、公式ホームページで紹介している境内を巡る基本コースに従い、その他のお堂などを見て回ることにしました。
成田山新勝寺「釈迦堂」
1858(安政5)年に建立された重要文化財です。かつての本堂であり、大本堂の建立にあたって1964(昭和39)年に現在の場所に移されました。仏教を開いた釈迦如来や、普賢、文殊、弥勒、千手観音の四菩薩が奉安されています。
成田山新勝寺「光明堂」
1701年(元禄14)に建立された重要文化財です。釈迦堂の前の本堂であり、江戸時代中期における貴重な建物です。
成田山新勝寺「醫王殿」
2017(平成29)年に開基1080年祭記念事業として建立されました。木造総檜、一重宝形造の御堂には薬師瑠璃光如来、日光菩薩、月光菩薩、十二神将が奉安されています。
健康長寿と病気平癒の祈祷所です。
市川海老蔵氏など市川家の屋号「成田屋」は、成田山新勝寺の不動尊を崇敬していた初代団十郎が、自らを「成田屋」と称したことがはじまりなんです。
今でも市川家は襲名披露や特別興行の際は成田山新勝寺で護摩行などを行うくらい成田山新勝寺とのつながりは深いのですね。
成田山新勝寺「平和の大塔」
1984年(昭和59)に建立された平和の大塔は、真言密教の教えを象徴する塔です。総高は58mで、一階は大塔入口、成田山の歴史展、写経道場各種受付があります。
成田山公園
成田山の境内には、東京ドーム約3.5個分 (16万5000m²)にも及ぶ広大な公園が整備されています。公園は仏教の生きとし生けるものすべての生命を尊ぶという思想が組み入れられ、不殺生を表す尊い生命をはぐくむ場となっています。
また、公園内各所には松尾芭蕉や高浜虚子など著名な文人たちの句碑があり、先人の足跡を感じることができます。
成田山新勝寺を堪能したら、成田空港へ向かいましょう
ここまでちょっと急ぎ足でしたが、約2時間くらいで成田山新勝寺を堪能することができました。あと1時間30分くらいでフライトの時間となったところで、成田空港へ向かうことにしました。
成田駅から成田空港第二・第一ターミナル駅はそれぞれひと駅、10分足らずで到着するのであっという間です。
成田空港の空き時間を堪能することができました。成田山新勝寺、空き時間に最高におススメできるスポットです。
いかがでしたでしょうか?成田空港の空き時間の過ごし方として、「成田山新勝寺」に行ってみましたが、とても充実した時間を過ごすことができました。みなさまも、成田空港を利用される方で、数時間以上の空き時間や、トランジットで過ごされる場合は、成田山新勝寺に行かれてみてはいかがでしょうか。
大本山成田山新勝寺
≪所在地≫〒286-0023 千葉県成田市成田1番地
≪電話≫ 0476-22-2111