薩摩藩上屋敷跡。島津斉彬(渡辺謙)の娘・養女である篤姫(北川景子)が13代将軍・徳川家定(又吉直樹)に嫁ぐために江戸で暮らし始めた場所!そして軍人・西郷が浪士たちに放火などをさせて庄内藩らから焼き討ちされた場所!
薩摩藩上屋敷跡|NEC本社ビル(東京都港区)
西郷どん関連地を巡る東京の旅。「薩摩藩上屋敷」は、今は東京都港区のNEC本社ビルとなっている。
篤姫(北川景子)が江戸で最初に暮らした場所
ここは篤姫(北川景子)が時の将軍、徳川家定(又吉直樹)に嫁ぐために江戸暮らしを始めた場所として有名である。江戸・薩摩藩上屋敷で将軍家へ輿入れしようとしたところ、あのペリーが浦賀に来航したり、十二代将軍徳川家慶が亡くなったり、大変な事変が次々起こったようだ。そんな事変にも負けず、将軍家定への輿入れを果たすことになる。
ちなみに薩摩藩島津家は、外様大名で唯一、徳川将軍家に正室を輩出した藩だ。
薩摩藩上屋敷は、西郷隆盛のテロに疑いをかけた庄内藩らによって焼き討ちされる
そしてもうひとつ、テロリスト・西郷どんが浪士たちに放火などをさせて庄内藩らから焼き討ちされた場所でもある!
1968年12月、王政復古の大号令が発せられた際、西郷隆盛(鈴木亮平)は薩摩藩士・益満久之助らを江戸に送り、浪士たちに江戸中で放火や略奪を行わせて新徳川派を挑発。ついには江戸城二の丸にまで火をつける。
これに対し庄内藩らは薩摩藩に疑いをかけ、薩摩藩上屋敷を取り囲み交渉をおこなうが決裂。庄内藩の大砲によって炎上、焼失してしまう。
この出来事が結果として、薩摩藩が徳川家討伐討伐の大義名分を得ることに成功する。
結構史実としてしっかりとした事実で、こうなることは西郷隆盛(鈴木亮平)は予見して実行に移したみたいですが・・・
これって、西郷隆盛の攻撃的な悪の部分ですよね~~まさに軍人としての「テロリスト」の一面で、大河ドラマ・西郷どんでもどのように描かれるのか楽しみ。(西郷どんのことを悪く言っているのではなく、そのような策略家であったのか!という意味)
にしても、NEC(日本電気株式会社)本社ビル、大きいですね~~通称「ロケットビル」と言うんですって。
おもしろいモニュメントもありました。
訪れたのは、平日(金曜日)の朝8時くらいでした。多くの社員さんが次々と本社ビルに入っていかれてました。「本社ビルを写真におさめるコイツ何者?」と思われたことでしょう。
でも、薩摩藩にとっては、大変ゆかりのある歴史的な地であることは事実なんですよね(^^)/こんなに大きなビルが建つなんて、西郷どんも思いもしなかったことでしょう。
このNEC本社ビルがある一帯は、江戸時代の薩摩藩の屋敷跡なんですよね。しかし、多くの大名屋敷がある中で、薩摩藩の屋敷は最大級だったんですって。東西に800m、南北300m。
しかし、なぜ薩摩藩上屋敷跡がNEC本社になっているのでしょうか?この辺お詳しい方にお聞きしたいですね。調べても、なかなかわかりませんでした。
- 江戸城無血開城を果たすことになる「江戸開城西郷隆盛・勝海州会見の地」
- 勝海舟が西郷隆盛(鈴木亮平)に戦の無益さを説いた「愛宕神社」
なども徒歩圏内にありましたのでご報告したいと思います。よろしければぜひご覧ください。
最後までありがとうございました。
薩摩藩上屋敷跡(NEC本社ビル)
名称:薩摩藩上屋敷跡
住所:東京都港区芝5-7-1 NEC本社内